PET検査に臨む。がんが見つかったらどうしよう…嫌だな。

病気平癒を誓う
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PET検査に臨む

2019年
11月中旬

PET検査を行う、検査だけの建物なのか、
病院?内部は病院に似つかわしくないゴージャスな造りなんです。

でも受付カウンターはむしろ品祖な感じ。
受付を済ませ、待合場所へ。
受付では、病院ブランドのPETボトルのお水が入った子カバンを渡されました。
なんだこれ?いつ飲むのかな…
飲みたい気にはなりません。

座面が広く、沈み込みが深い起き上がりにくい程のソファー。
到底、病院の待合スペースとは思えません。
ゆったりした優雅な雰囲気。
そこに私がたった一人。変な緊張感が増します。

混んでたんじゃなかったのか?
がんが見つかったらどうしよう。
がん保険入らなければと何度も思ったのに
結局は入らず仕舞い。
行動力の無さを恨んだりしていました。

様々な思いが頭を巡りました。

検査のはじまり

数十分待たされたでしょうか。
エスコートの看護師さんに案内され検査スペース内部に。
内部も綺麗です。
病院の慌ただしさは皆無です。
誰もいません。

ロッカーで検査着に着替え。

別室にエスコートされ、問診・身体測定
咳が止まらない事をしっかり訴えひと安心。
咳が有っても検査できるのか心配していましたから。

咳が出ていても検査はできるそうですが
ひどすぎるとNG。ないに越したことはありません。
受けてみないとわかりませんが、ひとまず大丈夫そう。

放射性物質が入った検査薬を大掛かりな機械を通して
ゆっくりと体内に注入。

このあと、薄暗い小さな個室に通されました。
ゴージャスめの大きなリクライニングチェアー。
オットマン付き。

ここで1時間、何もせずにひたすら安静に過ごすそうです。
スマホの使用、イヤホンでお好みの音楽を聴くことも禁止。
体を動かさず、目も耳も頭も使わない。
ひたすら安静に。

受付で渡されたお水は、最低でも半分、2/3は飲んで頂きたいとの事。
半分は無理して飲んだでしょうが、
既に、食欲が完全に失せていた私は、何も口にしたくない心情。

極小音量で優雅なBGMが流れています。
聞くでもなくのんびり過ごそうと試みますが
頭は、もやもや・ネガティブ思考で一杯に。

血液の異常を疑います?
もしかしたら白血病?がんか?
そうだとしたらどうしよう…
すべてが悪い方向に思考が流れてしまいます。

とてつもなく長い1時間でした。

扉がノックされ、いよいよ検査へ。

検査に入る前に排尿を促され、おトイレへ。
「放射性物質が飛び散らないよう、くれぐれも、便座に腰掛けて行って下さい。」と。

そんなに強い放射性物質なのかよ?

検査装置に横たわります。
頭を軽く固定され、体も動かないよう軽く拘束される感じ。

機械的にはCT検査装置と同じような感じ。

筒長1m弱ぐらいの装置が、頭から足先?まで、
行ったり来たり、体の部位ごとに何度か止まりながら、数度往復する感じです。

微かに聞こえる単調なBGM的リズムや機械の駆動音に集中し、
咳を紛らわそうと必死でした。
定かではないですが、何度か呼吸を止める様に求められました。
機械がしゃべります。(CT検査と混同しているかも知れません)

装置での検査は恐らく30分かもう少し短いぐらい。
普通なら、何の苦痛もきっと無いはずです。
私は、咳を止めるのに只々必死でしたから。

検査を終えて

検査の後、再び、元いた薄暗い個室に。
ここで30分程休憩をおこないます。
何の疲労も伴わない検査ですが、恐らく、放射性物質の関係なんでしょう。

残りの水をどうにかこうにか飲み切って、30分過ごします。
ここでは、好きな音楽を聴くことは可能でした。
イヤホンが無いので聞けませんでしたけど。

再び排尿を促されトイレへ。
言われなくても、座って用を足しました。

会計を済ませます。
結果は4~5日以内に主治医さんに直接お知らせしますとのこと。

妻が迎えに来てくれていましたので、妻のもとに。

妻は開口一番、「どうしたん?」
私は、「何が?」
私の鼻から血がうっすら垂れていたんです。

会計では何も言われませんでした。
スルーされたのでしょうか…

何故なんだか、体が鉛のように重たかったです。
妻の質問に答える元気がありませんでした。
ごめんなさい。

費用は改めて、まとめてお知らせさせて頂きますね。

PET検査は、保険診療が効く場合と効かない場合があります。
健康診断目的では保険適用除外となるようです。
検査をお考えの場合、くれぐれも良くお調べ下さい。

~ To be continued ~

PET検査の結果。待合室での卒倒と緊急入院。
PET検査結果を伝える為の緊急受診要請。結果は悪性リンパ腫。血液内科に受診科が変更。受診を待つ間に待合室で卒倒。数時間の意識不明。気が付けば、処置室には妻の姿が。何があったの?何が何だか意識が混濁して訳が分かりません。

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