抗がん剤治療で自覚出来ない副作用 ~骨髄抑制~

悪性リンパ腫 闘病記
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血液検査でしかわからない副作用

骨髄抑制はがん治療での抗がん剤や放射線治療などにより
血液細胞を製造している骨髄が悪い影響を受けてしまい
血液を製造する機能が低下してしまうんです。

血液を構成している細胞は数種類あります。
例えば

白血球が減少すると免疫力が衰え、体の抵抗力が衰え感染症など
他の病気にかかりやすくなってしまいます。

赤血球が減少すると貧血になりやすくなり
血小板が少なくなると出血しやすく血が止まりにくくなってしまいます。

素人解釈で申し訳ありませんが
イメージでつかんでください。

抗がん剤は、活きのいい活性力のある細胞をターゲットにします。
がん細胞でも正常な細胞でも
活性力があれば攻撃対象にされてしまうんです。

正常で活性力がある

  • 骨髄にある血液を作る基になる造血細胞
  • 髪の毛を作る基になる毛母細胞

などが抗がん剤の細胞の増殖を抑制する作用の影響を受けて
骨髄抑制や脱毛等の副作用となって現れてしまうんです。

脱毛なら自覚する事が可能なんですが
骨髄抑制は抗がん剤治療を受けた数日後に現れ
血液検査で成分を確認しなければわからないのかなと
私の実感ですがそう思います。

自覚症状を感じる事がありませんでした。

骨髄抑制の対応

私の抗がん剤治療は
8回のR-CHOP療法と2回のHD-MTX療法でした。

入院での治療は R-CHOP療法 3回目までと
2回に渡るHD-MTX療法の
都合3回。

入院中は抗がん剤の点滴後、血液検査により状態をチェックされます。
通院治療の場合は、抗がん剤の点滴前に血液検査を行い
検査結果に問題が無ければ R-CHOP療法 を行っていただきます。

入院中は
白血球を構成する細胞の1種である好中球を上昇させる
ノイトロジンという筋肉注射を数回に渡り打たれました。

好中球は感染に対する免疫力に大きく影響するそうで
好中球が少なくなると感染症にかかりやすいそうなんです。

私の場合、通院での抗がん剤治療時には
骨髄抑制の影響で治療が延期される事も無く
予定通りの治療を受ける事が出来ました。

抗ガン剤の通院治療時に服用していた薬は
細菌による感染の治療に用いられる
ダイフェンを隔日に服用する程度でした。

造血を向上させる薬が有るか無いかは存じませんが
その類いの薬を服用する事はありませんでした。

つまり、通院治療での骨髄抑制に対する特別の対処は無いんです。
強いて言えば ダイフェン を服用する程度。
自分で対処するしかありません。

次の治療の妨げにならない様に

抗がん剤の通院治療における
骨髄抑制の対処はそれぞれに任されている感じ。

私は、特に骨髄抑制を意識している訳ではありませんが
入院中に看護師さんから教えていただいたんです。

「生もの・半生のもの食材 を口にすることは避けて。
お刺身・お寿司・ローストビーフみたいな感じはダメ。
ステーキなら完全にウェルダンで。」

こんなご飯は滅多に食べれませんが、スタミナのつく物として
時々食べさせてくれました。
生野菜はがんがん食べていましたよ。

看護師さんからの教えを、妻は頑なに実践してくれました。
最後の抗がん剤治療から1年程が経過する今でも
お刺身・お寿司・ローストビーフ
これらの類が食卓に上がる事は無くなってしまいました。
ごめんなさい…

ならば、私の旨とする
『自分で出来る病気との闘い』
私は自分でできる病気との闘い方として
食事を、『少なすぎず多すぎず、適量を、必ず完食する』
入院中の食事から、今でも毎食実践しています。

殊、骨髄抑制が生じるであろう抗がん剤の通院治療時は
造血細胞の援軍となってくれるであろう事を願い
たんぱく質の摂取を心掛けました。

腸内環境を整える事にも取り組みました

主治医に確認した訳では無く
自己責任に於いて、良かれと思い実践していたことなので
医学的根拠のある話ではございません。

巷の話で恐縮ですが
腸内環境を整える事で

  • 免疫力向上
  • 感染の予防効果
  • ガンの発症リスクの低減

など、見聞に心地の良い効果ばかりです。
私にとって実践しない理由がありません。

腸活は毎朝の朝食時に行います。
400g程度の用量のプレーンヨーグルトが基本ベースです。
銘柄は敢えてバラバラに。色んな乳酸菌を飼育したいんです。
1食100g程度のプレーンヨーグルトに
RAWカカオビール酵母黄粉の自家製ミックス粉
コーヒーには乳酸菌のエサとなるイヌリンとオリゴ糖を加えます。

【機能性表示食品】高純度・水溶性食物繊維・イヌリン

あと、整腸剤とされるミヤBM錠も1日に1錠だけ服用しています。
これは酪酸菌摂取目的です。

繰り返し申し上げます。
こららの行いは主治医に相談することなく
私自身の日々の朝食のご紹介に過ぎません。

体調や患う病状・お薬と食事の相互作用等は
人それぞれ千差万別でございます。

何かをお始めになられる場合は、先ず、主治医さんに必ず相談をなさって下さい。

私にとって良い効果と思えることは
よく耳にする、プラセボ効果なのかも知れません。
『薬と騙されてビタミン剤を飲んでも薬の効果が現われる人』

私はが行う『自分で出来る病気との闘い』は
突き詰めればプラセボ効果の誘発なのかも知れません…。

それでも無事に乗り切れた小さな事実も存在するんです。

全ては自分自身の心の置きどころ次第と
今なお 『自分で出来る病気との闘い』 を継続中でございます。

~ END ~


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