しびれの始まり
CHOPの点滴を受けて10日過ぎた頃
初めてR(リツキシマブ)の点滴を受ける時には
手指にごく軽い痺れが発症していたと思われるんです。
手の指先に現れた、うっすらと痺れた感覚を覚えています。
1回目のCHOPの点滴の後
足の指先に痺れを感じていたどうかはわかりません。
その時点では既に足はほとんど動かなくなっていました。
ただ足が動かない事は、抗がん剤の副作用によるものなのか
一時的であれ
心停止してからの復活で生じた影響なのかは定かではありません。
私は足が動かなくなったのは副作用ではないと考えています。
足が動かなくなる様なネット上での記載も見当たりません。
恐らく1回目の抗がん剤投与の前の段階で
既に足は動いていなかったと思われます。
医療的根拠を持たない私が勝手に考えている事。
心臓の鼓動が停止し再開した時に、一部の神経回路が一時的に
不通となって、動かす感覚を忘れただけと思い込んでいます。
神経の伝達がうまく働かなくなったのかな?
しびれ感の強まり
二度目のR-CHOP治療を終えて数日後
その当時の記憶はまだ完全に残ってるとは言い難い状態です。
足が動かず、ただ、天井を見つめて過ごす事がほとんどの日々。
スマホを触って暇をつぶそうか
そんな気にもならないのですが
久々にスマホでも触ってみるかと手にした時です。
手指のこわばりと痺れで
スマホが持ちにくい、スワイプし辛く
かなり使い辛いと感じました。
何も触らず、ただじっとしてる時は
うっすらとしびれを感じるだけなのですが
物を触る、つかむとなると
慣れない感覚に、手先はかなり不器用になりました。
文字は書き辛く、当然ながら乱れます。
元々、字は汚い子供みたいな字しか書けない私ですが
私の小学1,2年生の当時ぐらいに戻った感じ。
字の大きさのバランスと並びが特に乱れます。
こわばった感じも強く、痺れているせいもあり
指はスムーズに動きません。
でも、何かが出来なくなったという事はありません。
時間はかかりますが、今まで通り自分で出来るんです。
足指の痺れについてはお伝えするのが難しいのですが
強いように感じています。
ただ、正座をした時に生じる、あの、しびれではないんです。
触っても、じんじんする事はないのですが
足指全体が常にしびれを伴いこわばった感じですね。
痺れた感覚は常に感じ、常態化するようになっています。
しびれる部位の拡がり
痺れの強さの程度と、痺れを感じる部位の拡がりは
抗がん剤治療を受けた回数と比例する訳ではありませんが
回を重ねると痺れの強さとエリアは拡がる感じ。
でも、ある所で小康状態、症状の悪化は起こりませんでした。
初めに手指に痺れを感じた部位は第一関節周辺まで。
指先だけって感じでした。
私の場合、抗がん剤R-CHOP療法は通院治療を含め
都合、8回 +α 行っていただきました。
3回目のR-CHOP療法を受けてしばらくしたあたりが
痺れを感じるエリアの拡がりのピークだったように思います。
手指、足指ともに指全体、指の付け根付近まで
手指は指先から指全体に痺れを感じるエリアが拡がりましたが
足指に関しては痺れを意識した時から指全体に感じていたような気がします。
手のひらや足の裏に違和感を感じる事は当時から今もまったくありません。
4回目のR-CHOP療法以降
痺れのエリアが拡がる事はありません。
強さの程度もほぼ横ばい状態ですね。
手の痺れには少し不自由さを感じます。
が、日常生活は十分に送れます。
服のボタンがけや、薬をパッケージから押し出すこともできます。
錠剤をつまむ事も出来ます。
が、かなりぎこちなく、スムーズにはいきません。
字も書きにくいです。乱れています。
ですが、お読み頂ける程度には十分に書くことが出来ます。
QOL (Quality of Life) の低下は感じませんでした。
私は都合、10回の抗がん剤治療を経験しました。
最後の治療 (HD-MTX) を終えてからまもなく10か月。
痺れを感じているエリアは、今も同じです。
現在の手指の状態は
第一関節から第二関節迄ぐらいに
うっすらとしたしびれが残っています。
強さはずいぶんとましにはなっているんです。
ただ、油断をすると指をひっかけて
ねん挫的に無理な力がかかり
指の付け根の関節を痛める事が多発します。
私の不注意から起こることなのか
痛めた箇所が完治しないまま
又、痛めてしまい力が入りにくいせいなのか
とにかくよく痛めてしまいます。
足指は指先から指元に痺れは残っています。
ストレスを感じるのは足指のほうですかね。
足指が伸びずに丸まっているように感じるんです。
実際は丸まっているようには見えないのですが
感覚的にはそんな感じで、これもこわばりの一つなのかなと。
こわばり感を感じながらしびれている感じはずっと続いています。
私の個人的な感想です。
悪性リンパ腫が命に関わる病気であるとして
治療の為に受けた抗がん剤治療の副作用がこの程度で済んでいる
今思う事は、有難いと思うのです。
同じ治療を受ける全ての方が等しく同じ副作用であるならば
副作用は恐れるに足らないとお伝えしたいところなのですが
こればっかりは人それぞれでしょう。
不幸にも副作用が強く表れてしまう方もいらっしゃる事でしょう。
軽々に申し上げるべきことではない事かも知れませんが
あくまでも私の場合に限定すれば抗がん剤治療における
自覚するQOLの低下は無きに等しいとお伝えする事が出来ます。
ただ、骨髄抑制による免疫力の低下には注意が必要です。
通院治療時では、具体的に骨髄抑制が起きているか否か
知る事は無く、易感染状態であったかどうなのかはわかりません。
ただ、一度も他の病を患う事無く無事に過ごす事が出来ました。
私自身で出来る病気との闘い方として
抗酸化作用を高める事を意識した食事をきっちりと食べる。
私は特別な食事ではなく意識を持った食事を行うことを病気との闘いに
掲げています。
食事を摂る事で、治療に耐え得る体をとなる事を期待する。
食事を摂る事で、自然治癒力の向上を期待する。
私の気持ちとしては、食事を摂る事で病気と闘う体の基礎を作りたいと
願っているのです。
そして、事なきを得る事が出来たのではないかと考えているのです。
~ END ~
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