悪性リンパ腫の入院治療費。退院までに要した総額は?

治療費やお金に関する各制度
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2020年1月に要した医療費

2019年11月下旬
悪性リンパ腫のPET検査の結果を伺った後の待合室で卒倒し
そのまま緊急入院。

振り返れば、脾臓の動脈性出血や肝臓・十二指腸からの同時出血が原因と思われる
意識不明状態を奇跡的に発見されての緊急手術。
心停止や腎臓機能不全。
様々な事態に見舞われました。

どうにかこうにか意識も戻り、さあこれからか
そんな時に判明した足が全く動かない状態。

でも、乗り越える事ができました。
徐々に徐々に
一つ一つの動作を足に覚えさせるように。
弱った筋肉に負荷をかける自主トレも必死で行いました。

歩けるようになったのは、おこがましくも、
リハビリもさることながら
自主努力の賜物であると自負しています。

そして、どうにかこうにか回復に至る。
そんな2020年1月下旬

本当に色々な事が一気呵成に襲ってきた
これまでの約2か月の間。

退院の決定もそうでした。

日常生活に耐え得る足の状態ではありませんが
歩くことは拙くとも自立して行える程度。
まだ出来ない動作は自分で補うか…。
そんな覚悟を抱いた記憶が蘇ります。

でも、本当にありがたい事に
今こうして、当時を振り返りながら、拙い文章ながらも
少しでも皆様の参考になればと色々と書き記すことが出来ています。

そんなこんなの状況での退院。

2020年1月1日~末頃の退院時までに要した保険診療点数の合計は

133,451点 (食事療養費と保険外負担は除く)

金額にして、1,334,510円

自己負担割合30%
自己負担額 400,350円(10円未満は法令により四捨五入)

その他に
食事療養費・・・37,260円(@460×81回)
保険外負担・・・ 1,540円(病衣料等)

実際に、自己負担した金額ですが、
私は限度額適用認証の発給を受けていたので
おおよそ13万円程度。

11月から1月まで
とんでもない額の医療費となってしまいました。

退院の理由は二度目のPET検査


入院をしながら、他の病院での治療だか検査だか
重複する治療?検査?が受けられないそうなんです。

退院のきっかけは
「もう一度PET検査を受けていただきたいんです。」

この一言で。
勿論、私のコンディションを勘案頂いての判断であることは
言うまでもありません。

現状把握の為に
2度目のPET検査を受ける事が決まっていたようなんです。
検査は退院日の翌日に。

この言葉により事態が急に動いた感じを受けました。

退院は私にしてみれば、急な決定でした。
足の不自由さを抱えたままの退院。
リハビリもまだ途中。
歩けるようにはなりましたが、地べた座りから起き上がる事は出来ません。
この練習というよりも動作の手順確認のリハビリ練習を1回しただけ。

こんな感じで特にリハビリに影響が及んだのです。

でも、退院と言われて嫌な気をする方はいらっしゃらないでしょう。
例えどんな苦労が待ち受けているのかはわかりませんが
やはり嬉しい気持ちでいっぱいになるんです。

でも、不意に
どうゆう意味???
そう思う一言を看護師さんから聞くことに・・・

「病室はこのまま確保しておきますんでね
ここ、最高に眺めの良い特等席ですからね(笑)

えっ!どうゆうこと?
屈託のない明るい言葉に笑みで答えながら
出戻りありきの退院なのかな…。

思いは複雑です。

退院日の翌日
悪性リンパ腫診断の第一歩となった
ゴージャスなPET検査専門?の病院にて、再びPET検査を受けました。

週末を除いた検査の3日後、病院から入電。
「検査結果が出ましたので、今日、お越しになれますか?」
勿論、伺いますよ・・・

検査の結果を聞くまでの
あの、嫌な気持ちが蘇ります。
1回目当時とは比べ物にならないぐらい体調は良いのですが
怖さに変わりはありません。

検査の結果は

肝臓・脾臓の集積は減弱しほぼ正常化 

骨髄への集積も軽減し軽度のびまん性集積を認めます。

残存病変の可能性もありますが、治療後の反応性集積でも矛盾しません。

新たな異常集積の出現はみられません。

悪性リンパ腫の治療後腫瘍活性は低下しています。

所見を一部引用


非常にうれしい結果でした。
先生からはその時に、
「ひょっとしたら、又、戻っていただくかもなと考え、病室は用意はしていたんですよ」
「良かったですね、通院治療に切り替えましょう」

やっぱり、そうゆう事ね…
看護師さんからニュアンスは受け取っていましたよ。

因みに
PET検査の検査代金 95,890円

自己負担割合30%
自己負担額 28,770円

2019年11月の入院から退院までに要した医療費の

現実に戻ります。
俗語的表現ですが、下級国民である私が
この治療で要した費用をお伝えさせていただきます。

2019年11月に要した入院医療費の総額  約330万円

2019年12月に要した入院医療費の総額  約196万円

2020年1月に要した入院医療費の総額   約133万円    

この度の入院治療に要した医療費の総額は
約660万円

自己負担の額は、単純に約200万円

更に高額療養費制度のおかげ
この3か月にまたぐ入院期間での
実際の自己負担の総額は、おおよそ50万円程度
に収まりました。

健康保険制度が無ければ
到底、治療受ける事ができる金額ではありません。
自己負担でこの金額を負担することは相当な困難を伴います。

家計を担ってきた者とすれば
私の命を諦めて、残る者の幸せを考えるに値する事態です。

日本の皆保険制度に感謝

日本に生まれ育った事に心から感謝し有難く思う
国民皆保険制度

この制度のお陰で
私は治療を受けさせていただくことが出来たのです。
生きながらえる事ができました。

治療はまだまだ続き、ご迷惑をお掛けするのです。
有限である皆様が供出頂いた大切なお金を
まだまだ使わせていただくことになります。
本当にありがとうございます。

全国健康保険協会に加入されている皆様のお支えに対して
心からの感謝の気持ちを込めて、改めてお礼を申し上げます。

老婆心ながら一言
日本国民である以上、健康保険の種別に関わらず
万が一の時には、等しく医療費に関する各種の控除が受けられるんです。

でも、私が家族に迷惑を掛けてしまった事。
下世話な話ですが、やはり、お金なんです。

高額療養費制度で実際の自己負担額は
おおよそ50万円程度に抑えてはいただけましたが
それでも50万円が初回の入院で必要となったんです。

私はさらに、この退院のあと
2度の抗がん剤の入院治療を施していただきましたので
更なるお金を要しているんです。
(この治療費に関しては別の機会にご説明させていただきます)

ご病気の当人様の年齢にもよりますが
不通に生活を送るだけでも様々な費用が掛かりますよね。

子供に掛かる教育費
住宅ローンや家賃
日常の生活費

これらはどんな状況であれ固定的に発生する
生活を送る営みにまつわる固定費です。

病気に罹患すると病気の状況にもよりますが
私のケースでは1入院期間で約50万円の出費となるんです。

入院や治療の為に仕事を休業せざるを得ない状況も想定しなければなりません。

それでも家族のみんなは、
病の回復を一番に考え懸命に支えてくれるんです。
そんなありがたい家族の為に
少なくとも経済的心配だけでも掛けないように。

健康な時にこそ、ご自身で構築する補償をお考え下さい。

病気を患い、失意のどん底の中
私は家族の経済的心配から逃れられなかったです。

失敗ばかりの私なんですが
この点は大いなる後悔だったんです。

全く意識をしてなければ
それほどの後悔ではなかったのかもしれません。

私は妻から
「がん保険とか、そろそろ考えないとね。」
何度も言われていたことなんです。

にも拘らず、行動を起こさなかった私。

当然ながら、一度罹患してしまうと
それ以後、保険に加入するハードルは俄然高くなってしまうんです。

保険種別を選べる間に、適切な保険に加入できるように
いざという時
こんなはずじゃなかったとの思い違いを少しでも防げるように
先ずは専門家にご相談なされることをお勧めします。

保険のアドバイスを行うサービスは
多くの会社さんから提供されていますが

生命保険のプロであるファイナンシャルプランナーへ無料相談 が出来て
なおかつ
アドバイザーさんからのしつこい保険勧誘の連絡をストップできる制度を設けておられる

みんなの生命保険アドバイザーさんに
私は相談を行いました。

私も金融機関に勤務した経験があり
金融商品に対する知見は少なく無い方と思っていましたが
全く知らない保険商品の多さに驚きを覚えました。

現実的に、今の私が新たに保険に加入する事は難しく
私は専ら、妻の保険の見直しと家計相談
そして何より、今後の賢いお金の使い方などの相談を行いました。

思い当たる方は
先ずはホームページの確認からお始めなさって下さい。

~ To be continued ~

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